快適な睡眠は、体内時計のバランスから。

体内時計が狂っていると正しい睡眠を妨げられることに!

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太陽の存在とともに、培われてきた起床と睡眠のリズム「体内時計」。

体内時計

人を含めた生物の大半は、「太陽(太陽光)の存在」とともに生活リズムが構築されています。昼行性の生物で あっても、夜行性の生物であっても、「太陽光」の存在が生活の主要な基準に。我々人間が 「時間の経過(時間の流れ)」を感じるのも、「太陽の動き」が指標となっているのです。そんな太陽光は、多くの 生物の『睡眠リズム』にも大きな影響を与える要素となります。

睡眠リズムを形作るための重要な要素となっているのが『体内時計』と呼ばれるもの。この体内時計という仕組みも 、太陽光と密接な関係があるのです。数千年、数万年といった生物進化の歴史において、太陽の動き(太陽光)が 体内時計を形成してきたと言えます。基本的に昼行性の生物にとっては、太陽光が降り注ぐ(日の出)とともに、 目覚め・・そして、太陽が沈んでいく(日の入り)とともに、睡眠へと移行していく・・そんな流れが構築されて います。

人も本質的には昼行性の生物。日の出とともに活動を開始して、日の入りとともに、睡眠へと移行していくことが、 本来あるべき姿なんですね。ただ、人としての進化の過程(文明的な生活)で、生活様式も多様化、現在に至っている のです。

睡眠の研究が進む中。「体内時計」の重要性が、高まることに。

生活様式の多様化が進む中、「昼行性の生活」だけでなく、「夜行性の生活」も創出されるようになりました。また、 起床(活動開始)と睡眠の時間帯も多様化しています。そんな中、年々増加傾向となっているのが「睡眠に関する悩み」 「各種睡眠障害(疾病)」です。近代的な生活環境が進行するとともに、生じてきた課題(悩み)と言えるものです。 現代人の2/3は、何かしら睡眠に関する課題(悩み、疾病など)を抱えているとも言われています。

そこで、近年研究が進んできたのが睡眠に関する学問「睡眠学」です。睡眠は、自分では自覚することのできない もの。しかも、他人からは、その人の睡眠時の状態をなかなか知ることも困難だったことから、睡眠は謎の多い要素 となっていました。しかし、近年「脳波の解析技術」などの進歩に伴い、睡眠状態を定量的に把握することが 出来るようになってきました。同時に、いままで多くの謎に包まれていた「睡眠」の実態が徐々にわかってきている のです。

そんな中、睡眠においてもとても重要な役割を担っているのが「体内時計」という身体の仕組みであることがわかって きています。昔は、概念的に体内時計という要素が位置づけられていましたが、近年では、「時計細胞」というものが 存在。それが体内時計の仕組みを作り出していることがわかってきました。

時計遺伝子が作る「時計タンパク」の増減が「概日リズム」を創出。

体内時計の実態を明らかにする上で、大きな役割を担ったのが遺伝子研究技術です。全人遺伝子の解析が進む中、 時計細胞の中に多様な「時計遺伝子」が存在が確認されています。現在、20種類程度の時計遺伝子が発見されて おり、今後も新たな時計遺伝子の発見が期待されています。

この時計遺伝子が「体内時計」の実態を明らかにしてくれました。 今までは、体内時計と言う仕組みが時間を”一秒・一分”を刻むことで「概日リズム」を創出している ものと考えられていたのですが・・。そうではないことが明らかとなっています。 実際の仕組みとしては、「時計遺伝子」が「時計タンパク」と 呼ばれる成分を作り出しています。この「時計タンパク」が創出され、そして 全部消滅するまでの1サイクル(周期)が約24時間となっていることがわかりました。 このサイクルを 日々繰り返すことで、体内時計が形成されているんですね。

まだ、研究途上の要素ですので、詳細な働き・関係性はこれから徐々に解明されていくものと 思われます。 ただ現時点では「体内時計の狂い」という要素は、「時計遺伝子の一部分に異常が発生」 することによって、もたらされる要素と解釈されてます。

体内時計の狂いを正す(時計遺伝子の正常化)役割を担っているのが「朝の陽ざし」。

近年の「各種睡眠障害(疾病など)」の大半は、「体内時計の狂い」と密接な関係があるものと言われています。 特に、「各種不眠症」は、体内時計のバランスが崩れていることが大きな要因となっており、体内時計を整える ことが、症状改善の第一歩と考えられています。

そんな「体内時計のバランスを正す」役割を担っているのが『朝の陽ざし』なのです。通常でも、体内時計の仕組み は多少バランスが崩れることがあるもの。それを朝の陽ざしを浴びることで、適切な状態に正す・・そんな仕組みを 我々は有しているんですね。また、体内時計を正すために重要なのが、「時間帯」です。 「朝10時まてに陽射しを浴びる」ことによって、体内時計が調節されることがわかってきています。 逆に言うと「10時以降」に陽射しを浴びても、体内時計の調整には役立たないということ。 基本的には、「朝10時までには、朝日を浴びて起床する」ことが大切なんですね。

太陽光と同じ特性の「光」で起床をもたらしてくれる光目覚し時計「inti(インティ)」

太陽光と同じ目覚まし

体内時計の調節に、「朝の陽射し」が有効だからといって、通常の照明器具を活用しても意味はありません。 普通の照明光と太陽光では、光の強さも特性も大きく異なるからなんですね。ゆえに、朝起床時にまずは、しっかり と陽射しを浴びる習慣を持つことが大切なのです。

朝の陽射しによる体内時計の調節の重要性がわかるとともに、各種睡眠障害(不眠症など)の治療のためにと開発 された「人工太陽光照明」というものがあります。太陽光と類似の強さ・特性を有する光を発することができる照明 で、その光を浴びせることで、睡眠障害を治療していくというものなんですね。それは、あくまで医療器具として 開発・活用されているものですので、一般的な要素ではありませんが・・。その特徴を活かして開発されたアイデア 用品があります。それが、こちらの光目覚まし時計 inti(インティ)です。

基本的に、太陽光と類似の強さ・特性を持つ光を発することが出来る照明を有したもの。医療器具のような、体内時計 調整力は有していませんが、それでも、起床時に太陽光と類似の光を浴びることは良き生活リスムを得る上で、 有効な要素となるものです。さらに、なんといっても重要なのが「光で目覚める」ということ。通常の目覚まし時計の ように、「突然の大きな音や振動」で目覚めさせられるのは、実は心身にかなりの負担をしいているといえる要素 なんですね。「安静状態から、ビックリして飛び起きる」わけですから、心身への負担があることは、実感できること かと思います。

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